マインクラフトのアドオンのひとつ、ビヘイビアーパックの作り方を教えちゃいます。
{ この記事の目次 }
ビヘイビアーパックってなに?
マインクラフトで使われるbehaviorpacks(ビヘイビアーパック)とは、エンティティを構成するさまざまな振る舞いやルールをオリジナルで変更するためのもので 。 いまある動作を追加したり、消したり、あるものを変更して既存のエンティティの振る舞い変えるだけのファイルになります。
gameのルールやそのルールによって出現するアイテムや場所、経験値の条件などを変更することができるファイルになります。
ビヘイビアーパックを作ってみよう!
ビヘイビアーパックがある公式サイトへアクセスする
ビヘイビアーパックを公式サイトからダウンロードします。
→マインクラフト公式サイト
詳細をクリックすると以下の画面がでてきます。
スクロース一番下にVanilla_Behavior_Packがあります。クリックすると、zipファイルがダウンロードされるので、解凍しましょう。
manifest.jsonを開いてみよう
manifest.jsonとは、ビヘイビアーパックの拡張機能を定義するためのjsonファイルを指します。 ビヘイビアーパックの拡張機能を作った人の名前や、マイクラの設定画面に出るアイコン、権限などのメタ情報を定義して使うファイルになります。
拡張子zipファイルににしたまま、manifest.jsonをディスクトップへ貼り付けます。(コピーしてディクストップに置く)
統合開発環境などを使って、以下のjsonコードを編集します。
{
"format_version": 2,
"header": {
"description": "Example vanilla behavior pack", //パックの説明
"name": "Vanilla Behavior Pack", //パックの名前
"uuid": "ee649bcf-256c-4013-9068-6a802b89d756", //UUIDを記入
"version": [ 0, 0, 1 ], //初期値バージョンはこのまま
"min_engine_version": [ 1, 17, 10 ] //gameのバージョンを記入(本体右下にあるバージョン)
},
"modules": [
{
"description": "Example vanilla behavior pack", //なくてもOK
"type": "data", //パックの種類を記入
"uuid": "fa6e90c8-c925-460f-8155-c8a60b753caa", //上記と被らないUUIDを記入
"version": [0, 0, 1] //初期値のまま
}
], //あってもなくても動きます
"dependencies": [
{
"uuid": "66c6e9a8-3093-462a-9c36-dbb052165822", //記入の場合UUIDが上のものと被らないものを記入
"version": [0, 0, 1]
}
]
}
上記のように、作ったファイルが何かがわかるように、作ってみましょう。
format_versionとは?
フォーマット(書式)バージョンを入力宣言します。
headerとは?
アドオン管理画面に表示される情報を入力します。
descriptionとは?
パックの説明文を入れます。
nameとは?
パックの名前を入力します。
uuidとは?
世界中で自信作ったマイクラ世界が重複しないように識別する識別子になります。
以下のサイトで生成したUUIDを作って入力します。
リロードを押すだけで、別のUUIDを生成してくれます。
versionとは?
自身で作ったパックのバージョン。
0.0.1でリリース初期にする。
min_engine_version
アドオンが作成されたminecraftの最低バージョンを記入します。
modulesとは?
アドオンがリソースパックなのかビヘイビアパックなのかを宣言入力します。
descriptionとは?
モジュールの説明文を入れます。
typeとは?
モジュールタイプが何かを以下を参考に入れます。
ビヘイビアーパックのばあには、dataと入力します。
値 | 用途 |
---|---|
resources | リソースパック |
data | ビヘイビアパック |
world_template | ワールドテンプレート |
skin_pack | スキンパック |
uuidとは?
世界中で自身作ったマイクラ世界が重複しないように識別する識別子になります。
versionとは?
自身で作ったモジュールのバージョン。
0.0.1でリリース初期にする。
manifest.jsonファイルを上書き保存する
編集ができたマニフェストファイルを保存したら、ダウンロードしたフォルダー、manifest.jsonがある場所へ上書きする。
サムネイルを変えてみよう!pack_icon.png画像を編集する
pack_icon.pngファイルを、画像加工の専用ソフト等で開き、サムネイルになる画像を編集してみます。
ペイントやフォトショップ、ブロックベンチなど、専用のソフトで開き好きな画像に変更します。
ファイル名、拡張子は全く同じ名前で保存しましょう。
保存できましたら、ビヘイビアーパックのpack_icon.pngに上書き保存をします。
これで、オリジナルmod開発の準備ができました。
ビヘイビアーパックをgameに適応しよう!
ビヘイビアーパックの基本ファイルができたら、ゲームに適応させるためのファイルに変換する必要があります。
フォルダーの上で、右クリック、「名前の変更」を行います。
名前をつけたら、拡張子zipを拡張子.mcpackへ変更します。
アラートがあがるので、「はい」で変更します。
アイコンがマインクラフトのアイコンに変われば成功です。
gameの振る舞いを変えて、オリジナルのmod開発をしてみてくださいね!
マイクラ ビヘイビアーパック 階層構造とjsonデーター構造
階層構造とは、いくつものフォルダーやファイルが決められた場所に配置された形で、フォルダーが枝分かれして広がってプログラムが実行される構造のことを階層構造といいます。
このフォルダ、ファイルの構成のことを、フォルダ構造と言い、このフォルダ構造のことをディレクトリ構造とも言います。
ビヘイビアーパックの階層構造は、以下になります。
documentation | 英文で書かれたビヘイビアーパックの解説ページ ※htmlファイルで作成されている。 |
entities | ワールド内のエンティティ |
items | ワールド内にあるアイテム |
loot_tables | ゲームの振る舞い(ルール) |
recipes | ワールド内で生成されるアイテムのレシピ |
scripts | jsサンプル |
spawn_rules | スポーン条件 |
trading | 取引条件 |
manifest.json | ビヘイビアーパックの基本的な情報 |
pack_icon.png | ビヘイビアーパックのサムネイル画像 |
階層構造を理解して、ファイルを研究してみましょう。
変更追加の方法はとってもシンプルです。
java版でmodが作れないよ!という人は、統合版が簡単です。
初心者の方は、マインクラフト統合版からmod開発をするとよいと思います。
小学低学年からmod開発はできるので、プログラミングして遊んでみてくださいね!
プログラミングゲームを勉強するのであれば、プログラミングゲームサイトマルチに登録して、小さなmod開発者や作ったゲームを共有してみましょう!
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