scratch(スクラッチ)を使ってプログラミングの練習をしてみましょう。あまり時間もかからずに作ることができるのが占いです。占いの種類の中でもつくりやすい「おみくじ」をコーディングする方法を紹介します。
{ この記事の目次 }
まずおみくじをやってみよう
①旗のマークを押して実行します。
②スペースキーを押して巫女さんに占ってもらいましょう。
注)音がなります。
おみくじに必要なプログラミング構成を考えてみよう!
おみくじに必要なプログラムはなんでしょうか?
①おみくじの判定結果(ストリング)
②おみくじの判定ルール(乱数や計算式)
たったこれだけです。
おみくじの結果を変数にいれてもよし、そのままストリングで用意するもよし、まずは、おみくじに必要な結果を用意します。
大吉、中吉、小吉、吉・・・・すきなものを用意しましょう。
おみくじの判定結果を考えよう!
神社へいくと、箱の中におみくじがあります。
手を入れてどのおみくじを引こうか迷いますよね。
おみくじを手に取る時、どれが当たるかわからない!
プログラミングも同じ考え方です。
どの結果がでるかわからない仕掛けを考えたらいいのです。
そんなときに役立つのが「乱数(らんすう)」です。
乱数(らんすう)ってなに?
プログラミングでよく聞く、乱数(らんすう)とは?
最初に決めた数字から最後に決めた数字まで(0〜10)を、ランダムに割り当てられる数字のことを指します。
PHP、java、JavaScript、C言語、Pythonさまざまな言語がありますが、オブジェクト指向プログラミングのほとんどにこの乱数が存在します。
例えば、サイコロをふって、1〜6までの数字のどれがでるかわからないのと同じで、おみくじもどの結果がでるかわからないようにするために使える便利なプログラムミングです。
scratchでコーディングをはじめよう!
①巫女さんに占ってもらいましょう
色々おまけつきですが、基本はおみくじの結果と判定だけ用意してあげればプログラミングは可能です。
まず、スペースキーを押して実行ということで、巫女さんに占ってもらいます。
実行処理後に、お経が流れてお祓い棒でお祓いしてもらいます(笑)
じっくり占っている雰囲気をだすため、少しゆったりタイマーを設定してます。
②次の背景で占い結果がでるよ
背景画面を切り替えると同時に、おみくじの結果を表示するようにしています。
ここで役に立つのが「乱数」です。
ランダムな数字を、おみくじの結果のかずだけ用意します。
大吉 1
中吉 2
小吉 3
吉 4
上記おみくじの結果が必要だとしましょう。
あとは簡単です。
ランダムに割り当てられた、数字とおみくじの結果(ストリング)に割り当てた数字を比較するだけです。
比較演算子で、乱数の値と、大吉(ストリング)に割り当てた数字が同じであれば、大吉の結果が表示されます。
③もう一度おみくじを引く
繰り返しおみくじを引きたいので、3枚目の背景になったら、おみくじをもう一度引く設定を作りました。
ボタンをクリックしたら、最初の背景に戻る設定をすることで、繰り返しおみくじが引けるというプログラムになっています。
おみくじをプログラミングする方法は色々ある
プログラムの考え方は、たくさんあります。
javaもJavaScriptも、PHPもC言語で同じ作り方をしてもできますし、基本はさほどかわりはありません。
答えはひとつではないので、じぶんならどうやって作るのかをかんがえながら、独学したり、学習にやくだてて欲しいと思います。
scratch(スクラッチ)は、大人も子供も関係なく学習するには最適の環境です。
プログラミングが苦手だなと思う大人の方は、難しい言語から学ぶよりも、ビジュアルからやってみると、挫折しにくいかもしれませんので、このプログラムはどうやったら作れるか、難しいなーと思ったらscratchを使って、考えてみると良いかもしれませんね。