Linuxサーバーを自宅に構築する手順は、慎重かつセキュアに行う必要があります。以下は、CentOSを使用してLinuxサーバーを構築する基本的な手順の概要です。なお、これは参考用の基本的なガイドラインであり、セキュリティとベストプラクティスを確認しながら進めることが重要です。
1. CentOSのインストール
- CentOSの最新版を公式ウェブサイトからダウンロードします。
- インストールメディア(USBドライブまたはDVD)を作成し、サーバーに挿入してブートします。
- インストールウィザードに従って、言語、タイムゾーン、ネットワーク設定などを構成します。
- パーティション設定を行い、適切なセキュリティポリシーを適用します。
2. システムの更新
sudo yum update
3. 必要なパッケージのインストール
sudo yum install epel-release
sudo yum install vim wget curl net-tools
4. ファイアウォールの設定
sudo systemctl start firewalld
sudo systemctl enable firewalld
必要に応じて、必要なポートを開けます(例:SSHポート22)。
sudo firewall-cmd --zone=public --add-port=22/tcp --permanent
sudo firewall-cmd --reload
5. SSHの設定
sudo vim /etc/ssh/sshd_config
- SSHポートを変更(デフォルトの22以外のポートに変更することが一般的)。
- パスワードログインを禁止し、公開鍵認証を有効にする。
6. ユーザーアカウントの作成
sudo adduser yourusername
sudo passwd yourusername
7. sudo権限の付与
sudo visudo
yourusername ALL=(ALL) ALL
のような行を追加します。
sudo systemctl start serviceName
sudo systemctl enable serviceName
8. サービスの起動
serviceName
には構築したいサービス(例:httpd、mariadb、nginxなど)が入ります。
9. セキュリティの向上
- SELinuxを適切に構成します。
- 不要なサービスやポートを無効にし、不要なユーザーアカウントを削除します。
- SSHキーを使用してログインすることを奨励します。
これは基本的な手順の一部であり、特にセキュリティの観点から、さらに対策を講じることが望ましいです。セキュリティパッチの定期的な適用やログの監視もお忘れなく。